2025年03月24日(月) 18:00
愛知杯を制したワイドラトゥール(撮影:高橋正和)
「愛知杯」は何度も施行条件の変遷があったことで知られるが、3月に移って短距離1400mの別定戦になった今回、「10、3、1」番人気の決着。1月に移行して4歳以上になった2016年が「8、5、4」番人気の波乱。牝馬限定となった2004年も「9、5、8」番人気の難しい結果。また、初めて小倉で行われた1999年は「8、4、3」番人気の決着など、施行条件が変わると、前年の好走馬がいないだけに波乱がもたらされている。今回も2月の「京都牝馬S」を受け継いだが、同じ別定の1400mでも状況は同じではなかった。
同じ芝1400mでも、京都や、東京コースだとハイペースになることは少ないが、新しい「愛知杯」になってフルゲート18頭立て。さらに中京の芝1400mに出走経験のある馬はわずか3頭だけ。その3頭はたまたま勝ってはいたが、比較は難しかった。
レース全体のペースは前後半「32秒7-(11秒5)-36秒0」=1分20秒2。全体時計は予測通りだが、前日の「ファルコンS」の「34秒4-(11秒6)-35秒0=1分21秒0」と比べると、3歳限定戦と4歳以上の古馬の違いはあっても、愛知杯は前後半の3ハロンに3秒3もの差が生じた著しい前傾ペースだった。
快勝した4歳ワイドラトゥール(父カリフォルニアクローム。エーピーインディの孫世代)は10戦目で初重賞制覇。・・・
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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