アプリ限定 2025年04月02日(水) 12:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。
今週のれん氏が注目したのは、阪神競馬場で行われる大阪杯(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
大阪杯の開催される阪神内回り2000mコースは、1コーナーまでの距離が短めであり、急坂からのスタートであるという二つのポイントからテンのペースが上がりづらいのが特徴。GIともなると急な1〜2コーナーでもあまり緩まないが、下りに入る向正面からは尚更で過去2年は残り1200〜200m区間が全て11秒台のラップとなった。
つまり、道中では押し上げが効きにくく1コーナーに進入した位置がそのまま維持されやすいという事。過去の大阪杯でいえばスワーヴリチャードや昨年のローシャムパークが捲って好走しているが、どちらも人気していたようにそもそもの実力が上だったし、どちらもかなりいいタイミングで捲っていたのでこれはイレギュラーと考えたほうが良い。
そして内回りコースで直線も長くないために極端な位置からの差しは届かないので、テンでしっかり良いポジションを取ってコーナーに進入できる馬が基本の狙いどころになる。
近年は東京が差しやすい馬場造成になり、両グランプリも時期やコース的に差しが決まりやすいことから、先行馬が活躍しやすいGIというのは中距離以上の路線では珍しくなっている。
基本的に脚を溜めて伸ばす競馬だと、ノーザンファーム勢が独壇場レベルの強さを誇っていて逆らえないことが多い。
しかし、大阪杯はまずドバイと時期が被るので本当のトップクラスは出走してこないうえに、ポジション確保力や立ち回りの上手さが勝負を分けるカギになるので、他の大レース程ノーザンファームが強くないという点はポイントとして挙げられるだろう。
上の数字を見ても人気で信用できるのは非ノーザン馬というのが分かると思うが、とりわけポジションを取りにくい距離短縮ローテだと[0-0-1-7]と全く走っておらず、有馬記念優勝からのローテだったブラストワンピースやエフフォーリアなども人気を裏切った。
今年はノーザン系だとシックスペンスとステレンボッシュが人気を集めそうだが、その中でも香港ヴァーズからの短縮ローテになるステレンボッシュは過去の傾向からいうと危険なパターンとなる。
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のれん
人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。
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