2025年04月07日(月) 18:00
大阪杯を制したベラジオオペラ(c)netkeiba
今週は大阪杯!
かなり癖が強いレースになりました。こういったレースは回顧しがいがあり、お宝馬が眠っています。次走に向け、しっかり回顧していきましょう。
2025年4月6日 大阪杯
舞台:阪神 芝2,000m 勝ち時計:1:56.2 レースラップ:12.5 - 11.2 - 11.2 - 11.4 - 11.2 - 11.7 - 11.9 - 12.0 - 11.4 - 11.7 ペース:ハイペース(57.5秒 – 58.7秒) 風向き:直線やや向かい風 脚質:フラット 馬場:内有利
【レースポイント】
1.Bコース替わり初週の高速馬場で明確に内有利の馬場が出現 2.デシエルトを除いた2番手集団の前後半1000mが58.5秒 – 57.7秒程度 3.風を考慮すれば先行馬は決して無理なペースではなく、能力が問われる競馬
【レース概要】
Bコース替わり初週に行われた今年の大阪杯。
同週の芝レースは内を立ち回った馬が上位にくるレースばかりで、時計の出やすい高速馬場でレースは行われた。
レースラップは途中で暴走したデシエルトが刻んだもの。そこで独自に計測した2番手(ホウオウビスケッツ)以下のレースラップを見てみると、前後半1000mが58.5秒 – 57.7秒で癖の少ないレース運びになっている。
≪2番手以下のレースラップ≫ 12.5 - 11.2 - 11.4 - 11.8 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 11.3 - 11.3 - 11.7
レース中盤は1ハロン11.6〜11.7秒と息の入らない厳しいレース展開。とはいえ向こう正面は追い風が吹いており、前で競馬した馬は見た目の数字ほど厳しい展開ではない。
むしろスタートして2ハロン(12.5秒 – 11.2秒)は馬場、風を考慮しても遅く、ここでのポジション利はアドバンテージになっている。よってレース全体をみれば脚質的な有利・不利は少なく、各馬の能力が問われやすい競馬になった。
勝ち時計がレコード決着になったように、道中は速いスピードを維持する能力が問われる競馬。極端に言えばマイルでも通用するレベルのスピードが問われており、中・長距離タイプの馬には厳しい展開となっていた。
以上から回顧のポイントは2つ。
1点目はスピード負けした中・長距離馬の巻き返しを狙うこと。特に天皇賞(春)や宝塚記念で好走するようなタイプは、大阪杯のレース展開は合っていなかった。
2点目はコーナーで外を回した馬。内有利の馬場でレコード決着となれば、道中の距離ロスは致命的。特に3コーナーから外を回した馬はチェックしておきたい。
【回顧点数表】
各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。 普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。 反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある 4点:能力通り 3点:やや不利があるも許容 2点:不利による影響あり 1点:完全に参考外
【各馬解説】
1着:ベラジオオペラ 5点 好スタートでラチ沿いを先行。直線までじっくりと脚を溜めると、そのまま押し切って勝利。完璧な競馬で現状の力は出し切った。・・・
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とうけいば
2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。
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