2025年04月18日(金) 18:00
もともと波乱の少ない古馬のダート重賞。京都から阪神の別定1800mに移ったのは2012年からなので過去13回の記録をみると、たまに小波乱はあるが「1、2、3番」人気馬のうち、2頭が馬券圏内を外したことは2017年のたった1回しかない。きわめて順当に近いケースが多い。
ダート戦とあってベテランの好走も珍しくないが、連対率が高いのは若い4歳、5歳馬。人気でも4歳牡馬ミッキーファイト(父ドレフォン)から入りたい。まだキャリアはもっとも浅い[4-1-2-0]が、新馬、1勝クラスを2連勝のあと、3戦目からずっと重賞に出走して2重賞制覇。前走のGIフェブラリーSは1番人気で小差3着。3走前のGI格ジャパンダートダービー2着は、フォーエバーヤングと0秒2の接戦。戦歴はまだ少なくてもランキングは最上位に近い。
550キロもある巨漢馬のため、ちょっと不器用な印象があるので、良馬場ならパワー勝負になりがちな阪神のダートは不利ではない。半兄のジュンライトボルト(父キングカメハメハ)は、2022年のGIチャンピオンズC1800mの勝ち馬。1800m前後にビッグレースが集中するダート戦は、無類のダート巧者というだけでなく、距離適性の面でも合っている。
ここ2戦は人気に応えられないでいる5歳オメガギネス(父ロゴタイプ)が、転厩を機にひと息入れ、本来のシャープな動きを取り戻している。重賞で好走しているが勝っていないので、ベースの57キロ。調子が戻ったところで別定57キロは有利だ。
同じ5歳ヤマニンウルス(父ジャスタウェイ)も再び好調時の動きが戻った印象があるので、2頭の5歳馬が相手本線。
ベテラン7歳ミッキーヌチバナ(父ダノンレジェンド)、8歳ハギノアレグリアス(父キズナ)の今回の直前の動きは悪くない。連の相手には加えたい。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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