2025年04月20日(日) 18:00
過去10年の青葉賞勝ち馬のうち、本番の日本ダービーに駒を進めたのは9頭で、その成績は[0-0-1-8]。馬券に絡んだアドミラブル(2017年)とフェノーメノ(2012年)は、ともに後続に2馬身以上、コンマ4秒以上つける完勝だった。それぐらいの能力差を見せつける新星の登場を期待。過去5年の勝ち馬のうち、シュガークン(父ドゥラメンテ)、スキルヴィング(母母父アドマイヤベガ)、ワンダフルタウン(父ルーラーシップ)がトニービンをもつ。取り上げた5頭でトニービンをもつのはエネルジコだけ。(解説:望田潤)
アマキヒ
母アパパネは牝馬三冠とヴィクトリアマイルに勝ち、ディープインパクトとの間にアカイトリノムスメ、ジナンボー、ラインベックなどを産んでおり、本馬は父がディープインパクトの全兄ブラックタイドなので同血の弟ということになる。母母ソルティビッドは芝1200のフェアリーS2着のスピード馬。ブラックタイド×キングカメハメハはエコロヴァルツと同じ。アパパネの仔なのでトムフール的な機動力があり、前走は途中で番手に押し上げて凌ぎ切った。レースの巧さを活かして。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
エネルジコ
フォーテ(父ロードカナロア)の3/4弟で、ヴィンターファヴォリテン賞(独G3・芝1600m)のエラスムスの半弟で、独オークス(独G1・芝2200m)のエルレの叔父で、ハンザ賞(独G2・芝2200m)のエジャートンの甥。母エノラも独オークス勝ち馬。ドゥラメンテとドイツ血統といえばスターズオンアースがいた。母父ノヴェールはブラッシンググルーム系のマイラーで、長い距離向きだが脚質的には自在だろう。大器がここは日本ダービーをにらんでどんなレースになるか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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