2025年04月25日(金) 18:00
グレード制が導入された1984年以降、青葉賞(オープン特別当時を含む)をステップの日本ダービー3着馬は「7頭」いる。また、2着馬は1986年のグランパズドリームから2012年のフェノーメノまで「8頭」に達する。ただ、勝った馬はいない。
今年から本番との間隔は中4週となった。未完成な3歳馬が短期間に東京2400mを2戦するのはたしかに苦しかった。この変更でそろそろ青葉賞出走馬から日本ダービーを制する馬が出現して不思議はない。
今年は2015年の日本ダービー馬ドゥラメンテ(その父キングカメハメハも2004年の日本ダービー馬)直父系の産駒が4頭もいる。対するサンデーサイレンス直父系の産駒が2005年の日本ダービー馬ディープインパクト(全兄ブラックタイド)系を中心に7頭も揃っている。本番の好走馬がいるかもしれない。
ファイアンクランツ(父ドゥラメンテ)は、母の父ハーツクライがキングカメハメハの年の2着馬。血統図には産駒が東京の2400m級をベストにした種牡馬トニービン「4×4」のクロスがある。鞍上はJ.モレイラ騎手。まだ前半もたつく気性など難しい面はあるが、スローで全体時計の2分28秒0は物足りなかったが、上がり33秒5でまとめた東京2400mの経験があること。最終追い切りこそ乗らなかったが、その前の3週はモレイラ騎手が調教に乗っている。秘める能力を全開してくれるはずだ。
同じく人気のエネルジコもドゥラメンテ産駒。こちらも危なっかしいレース運びだが、半姉キジンゴの産駒エルレは昨年の独オークス馬。母エノラも2010年の独オークス馬。3代母の父ズルムーは独ダービー馬。距離延長は大丈夫。逆転もある。
2頭のドゥラメンテ産駒を中心に、穴馬はディープインパクト系産駒のレッドバンデ、ロードガレリア。異父系のゲルチュタールも押さえたい。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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