2025年04月27日(日) 18:00
「京都外回りで行われる春の天皇賞は、サーゲイロード(主としてディープインパクト経由)とプリンスリーギフト(主としてステイゴールド経由)の前輪駆動が強い」と毎年書いてきた。父系にサーゲイロード、母系にプリンスリーギフトをもつフィエールマンが、下りからスパートして前肢を伸ばし、スピードに乗って差し切るイメージですね。昨年はハビタット≒クリスエスのニアリークロス5×3をもつテーオーロイヤルが勝ち、クリスエス≒ハビタット3×5を持つエピファネイアの産駒ブローザホーンが2着。トレンドはシーザリオ経由のハビタット-サーゲイロードに移ってきたといえるか。いっぽう京都の天皇賞(春)では名牝エアグルーヴの血が不振で、この血を引く馬は[0-0-0-7]で掲示板もなし。タイトルホルダーは1人気競走中止、フォゲッタブルは1人気6着、ドゥレッツァは2人気15着。人気を集めるヘデントールはこのジンクスを跳ね返せるか。(解説:望田潤)
アラタ
ジュエラーやワンカラットの甥で、ワントゥワンのイトコで、母サンシャインは愛知杯2着。母母バルドウィナはペネロープ賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬。父キングカメハメハはドゥラメンテ、ロードカナロア、レイデオロなど数々の大レース勝ち馬を輩出した名種牡馬。母父ハーツクライの重厚さも表現された中距離馬だが、日経賞が伸びきれず案外だったので長い距離では推しにくい。コースは未経験だが、京都外回り向きのイメージでもないので…。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ウインエアフォルク
ゴールドストレインやミスベルツリーの下で、サクセスエースの叔父でマイネエアウエイの甥。牝祖サンサンは凱旋門賞馬で子孫にウインザーノットやネイティヴハートなど。母父ティッカネンはコジーン産駒でBCターフを勝った。父ゴールドシップはステイゴールドの代表産駒で、ユーバーレーベンやメイショウタバルなどを出す芝中長距離専科。長距離に実績のあるゴルシ産駒となると京都の天皇賞(春)で怖いが、重賞ではこれまで完敗。さすがに食指が伸びず…。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
サンライズアース
セラフィックコールの半弟でテリオスララの半兄で、マーティンボロやフレールジャックの甥で、シュヴァルグランやヴィブロスやヴィルシーナのイトコ。父レイデオロはダービー馬でトロヴァトーレやアドマイヤテラなどを輩出。526キロの大型だが・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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