【ユニコーンS予想】東京ダービーの前哨戦 京都ダ1900でエーピーとニジンスキー

2025年04月27日(日) 18:00

昨年から東京ダービーの前哨戦として、2ヶ月近く前倒しになり京都ダ1900で行われるレース。「京都1900で行われる平安Sはニジンスキーをもつ馬が強い」と昨年書いたが、結果は1着ラムジェット、2着サトノエピック、3着ミッキーファイトと全てニジンスキーもち。またラムジェットとサトノエピックはエーピーインディの血を引く点も共通する。ようは大箱ダートをストライドで走る血が強い、という認識でいいだろう。となると、母父がエーピーインディ系でニジンスキー4×6をもつナダルの産駒が浮上。ちなみにナダル産駒は京都ダ1900は[1-0-1-1]、5人気1着、7人気3着、8人気4着、複勝回収値576円となるほど良績。(解説:望田潤)

ヴィリアリート

 ジュディッタやヴァランシエンヌの半妹で、母メリーウィドウはJRA4勝(ダ1600-1800)。道営記念のコパノカチドキも近親。父ナダルは初年度からメルキオル、クァンタムウェーブ、プロミストジーンなどを出しダートで大成功。ナダル×ゴールドアリュールはJRA出走5頭全てが勝ち馬となっている。揉まれ弱さがある血統で、ヒヤシンスSはスローで逃げたがアッサリ捕まった。距離延長はいいし、ニジンスキーの継続クロスでいかにも大箱向き。スンナリ行ければ。

距離◎ スピード○ 底力○ コース◎

カナルビーグル

 ドゥレイクパセージの半弟で、母ソブラドラインクは亜3歳牝馬チャンピオン。近親に亜古牝馬チャンピオンのソシオロガインク。母父インクルードはピムリコスペシャルH(米G1・ダ9.5F)勝ち馬で、サンデーウィザードやヒーズインラブの母父でもある。父リアルスティールはラヴズオンリーユーの全兄でフォーエバーヤングやレーベンスティールなどの父。前々走は脚を余したが、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo

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