【青葉賞】エネルジコが直線一気でV 3戦3勝で日本ダービーへの切符を掴む

2025年04月28日(月) 18:00

1着から5着馬までわずか0秒2差の大接戦

重賞レース回顧

青葉賞を制したエネルジコ(撮影:下野雄規)

 日本ダービーの優先出走権(2着まで)のかかった同じ東京2400mの「青葉賞」は、1着から5着馬まで「クビ、ハナ、クビ、クビ」差の大接戦だった。

 2分24秒8「前後半1分12秒3-1分12秒5(レース上がり34秒4)」の決着タイムはこの10年間で8番目に遅い走破時計であり、必死に権利を争った上位5頭がわずか0秒2差。うち2頭は条件賞金400万円の1勝馬だった。

「日本ダービー候補がこんなにいるわけがない」。高速馬場で好タイムが続出するなか、遅い勝ち時計は物足りない。とする見方が記者の主流を占めたが、逆に、本番と中4週になったとはいえここで2分23秒台の日本ダービーと同じような快時計で激走しては、本番で青葉賞組が日本ダービーをどうしても勝ち切れない理由の「短期間で東京2400mを激走するにはムリが生じる」という死角が避けられたのではないかとする見解もあった。

 これは出走権を獲得した1着エネルジコ(父ドゥラメンテ)と、2着ファイアンクランツ(父ドゥラメンテ)にどのくらいの余力があり、また・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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