【マイラーズC回顧】着差通り能力が一枚上だった 超高速馬場を制したロングランへの回顧とは

2025年04月28日(月) 18:00

とうけいば回顧

マイラーズCを制したロングラン(c)netkeiba

 今週は平地重賞が3つ!

 今回はマイラーズCを回顧していきます。

2025年4月27日 マイラーズC

舞台:京都 芝1,600m(外)
勝ち時計:1:31.7
レースラップ:12.4 - 11.0 - 11.6 - 11.6 - 11.2 - 11.6 - 11.1 - 11.2
ペース:ややスロー(46.6秒 – 45.1秒)
風向き:4コーナーから直線にかけて追い風
脚質:フラット
馬場:フラット

【レースポイント】

1.京都の開幕週らしく、馬場はキレイで能力が発揮されやすい
2.直線追い風の影響を加味すれば平均ペース。脚質による有利・不利なし
3.メンバーレベルは低く、上位入線馬も過信禁物

【レース概要】

 開幕週の京都競馬場らしく、馬場は超高速でキレイな状態。

 直線は追い風が吹いていたことで差し脚も効きやすく、外からスムーズに加速した馬が有利な競馬となった。よって内を通るメリットは小さく、進路による有利・不利はなかった。

 ペースは前後半800mが46.6秒 – 45.1秒とややスロー気味も、直線が追い風だったことを考慮すれば平均的。坂の下りで1ハロン11.2秒とややチグハグなレースラップになったものの、多くの馬はマイペースで走れており影響なし。よって脚質による有利・不利もなかった。

 以上から今年のマイラーズCは馬場・脚質ともにバイアスはなく、各馬の能力が発揮されやすい競馬となった。

 特に改修後の京都芝コースは、スムーズに加速できた馬に有利な高速馬場が続いている。東京と同じように癖が小さく、各馬の能力が発揮されやすくなっている点は覚えておきたい。

 また、メンバーは10頭立ての少頭数で、OPクラスで足踏みしている馬ばかり。GIIとはいえ決してレベルは高くなく、上位入線馬も含めて過剰評価しないように気をつけたい。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:ロングラン 4点
 出たなりで中団後ろ。直線入口で馬群に取りつくと、早め先頭で押し切り完勝。

 特に展開が向いたわけでもなく、・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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